冷えでお悩みの方、寝る直前までスマートフォンを握りしめていませんか?実は夜遅くまで、テレビ、パソコン、スマートフォンの画面を見ることは、冷え性の方にとって良くないことのようです。
なぜスマートフォンの使い過ぎは冷えに良くないと言われているのか、それはテレビやスマートフォンの画面の明るい光を浴びて、寝る直前まで目や頭を使うことが原因と言われています。
交感神経、副交感神経が関係していると言われており、自然な状態は昼は頭を使ったり、活動したり適度な緊張状態で交感神経が優位な状態。夜は副交感神経に切り替わり、リラックスして体を休める状態が自然です。ちなみに朝スッキリ起きるのに太陽の光を浴びるといいというのは、光によって交感神経のスイッチが入るからのようです。
しかしスマホやテレビの明るい光を浴びることで、夜に交感神経にスイッチが入ってしまいます。交感神経が優位だと血液は体の中心に集まり、副交感神経が優位になると、血液は末梢に集まると言われていて、その結果めぐりが、1日の中で末端まで届かない時間が長くなると、手や足に冷えが作られてしまいます。
もう一つの原因は、スマートフォンやパソコンを長時間操作することにより、うつむいたままの姿勢が続いてしまうので、首や肩、腰などのめぐりが悪くなってしまうことが原因です。このようなことは最近では「デジタル冷え性」と呼ばれているようです。
なかなか難しいかもしれませんが、寝る1時間くらい前にはスマホは終わりにし、ゆっくりリラックスしてお布団にはいること。それから首を曲げたまま動かさないで、目だけを動かしていることにより、特に肩や首周りのめぐりが悪くなってしまうので、目の周りを軽く温めたり、肩や首回りの筋肉をほぐすストレッチがおすすめです。
人差し指を顔から離して立てて、上下左右に動かして目で追います。この目を動かす動きは、首の緊張を取り、めぐりを良くできるそうです。休憩時間や、目の疲れ、肩のこりを感じた時に是非試してみてください。