寒さに強い人、弱い人。

9月になりましたが、全国的にまだまだ30℃を越える日々が続きそうですね。
これから10月に向けて、暑くなったり寒くなったり気温の変化が激しくなりそうです。

そんな季節の変わり目に気になるのが、部屋の温度設定です。
一般的に夏場は25℃~28℃、冬場は18℃~22℃が適温と言われていますが、同じ空間にいても感じ方はそれぞれ、寒がりな人がいれば、暑がりな人もいます。

なぜ人によって寒さの感じ方は違うのでしょうか。

一般的に、筋肉量が多い人は寒さを感じにくいといわれています。筋肉の代謝によって熱を発するため、筋肉量が多くなると体温を保てるそうです。
しかし、
子供は筋肉量が少ないですが、子供の頃を思い返してみると今より寒さを感じていませんでした。
その理由は子どもは基礎代謝が高いため、寒さを感じにくいようです。すべての子どもが寒さを感じないということではありませんが、基礎代謝の高い子供は寒さを感じにくいといわれています。

また、皮下脂肪の多い人も寒さに強いと言われています。
皮下脂肪は体内の熱を体内に留める働きがあることで、皮下脂肪が多い人は寒さを感じにくい傾向にあります。

このことから、基礎代謝が高く、筋肉質で皮下脂肪もついている人は寒さを感じにくいです。
反対に、高齢で基礎代謝が減ったり、痩せ型の人は寒さをより感じやすいようです。同じ気温でも、年齢、体型などさまざまな条件で寒さの感じ方が変わってきますね!



寒さに強い体をつくるには?
熱を生み出すエネルギーが必要です。
そのためには食事の改善、体温調節に必要なめぐりを良くすることが大切です。
冷めたい飲み物を避け、野菜はなるべく加熱したものを食べるなど、なるべく温かいものを食べるといいです。無理なダイエットで食事を制限すると、冷えを感じやすくなるので注意が必要です。また、ストレッチなどの運動を毎日継続すると、自然とめぐりが良くなり冷えにくいカラダになります。

さらに、筋肉は体を温める効果もあるので、筋肉をつけることも冷え改善に役立つでしょう。全身の筋肉の60パーセントから70パーセントが足に集中しているといわれています。足のストレッチ、スクワットなどの運動を日常のなかに取り入れてみましょう。